[日記]オフト京王閣で考えた~「無観客競馬」を解消するということは~
例の外出先近くにあるファーストフード店で朝食中です。
昨日15日(水)は日記の更新が出来ませんでした。申し訳ありません。Twitterでお伝えした通り、オフト京王閣に行っていたのですが、帰宅後に急用が入り、16日(木)の朝になって、ようやく日記を作成する時間ができました。
ということで15日(水)の話でも。オフト京王閣は自宅アパートから最も近い距離にある、南関東4競馬場の場外発売所です。コロナ禍の中、今月になって営業再開になりましたので、足を運んでみました。
オフト京王閣は京王閣競輪場の中にあります。その京王閣競輪場の入り口はまだ閉ざされています。競輪界もお客さんを入れての開催・場外発売はまだまだ先のようですね。
オフト京王閣の入り口は、多摩川沿いにある別の場所になります。
建物の入り口に「バック特観席」という表記がありました。競輪場の特観席だった場所が、今は競馬ファンのスペースになっているようです。特観席らしく、大きな窓の外は、
競輪場のバンクが・・・。しかし、この建物内で売っているのは車券ではなく、馬券です。競輪場なのに競馬客しかいないという、不思議な状況になっています。
その馬券発売も、新型コロナウイルス感染拡大防止による対策が施された中で行われています。マスクを着用しないと中に入ることは出来ませんし、入り口ではサーモグラフィーによる検温も行われています。
そして自動券売機は・・・、
いわゆる「三密」を避ける為、稼働している台数を減らしています。そして、スーパーやコンビニなどのように、間隔を空けて並ぶことが求められています。他にも、ソーシャルディスタンスを意識した対策や呼びかけが行われていました。
ここまでは、私自身も想定内でした。しかし、場外発売とはいえ、多くの人が集まる場所だからこそ、意識しなければならないことを、以下の点で再認識させられました。
これは男子トイレの中なのですが、
私が日銭稼ぎで通う、例の外出先(東京23区内)でも、こうした対応は行われていません。さらに、この注意書きを見て「言われてみれば・・・」と思ったのですが、
感染防止の観点で言えば、余分に手にしてしまったマークカードやマークペンを元の場所に戻す、という行為は慎むべきなのでしょう。
こうした対応を「過剰だ」と思う人も、「いやこれではまだ不安だ」と思う人もいるでしょう。しかし私はこの日、オフト京王閣でこうした状況を見ながら、こんなことを考えました。
JRAが宝塚記念の時に、売上の一部を医療従事者等に寄付するという発表をしましたが、その際にTwitterで「そもそもそれはファンの金だ。無観客競馬を解消する努力もせずに、いい格好をするな!!」と批判した人がいました。そんな方々に考えて欲しいことがあります。
オフト京王閣からこんなツイートをしました。
詳しくはウチのサイトで後ほど触れますが、「三密」を回避する為の試みがアチコチで・・・。これは競馬場に人を入れるようになっても同じでしょうね。とりあえず、大声で「そのままっ!!」とか叫んではいけません。 pic.twitter.com/moqwaWnI5t
— 菅野一郎(競馬Webサイト管理人) (@Ichiro_Kanno) July 15, 2020
「そのまま!!」だけではなく、「差せぇ!!」もダメです。もちろん、「○○(騎手名)、死ねぇ~!!」などは論外です。つい小声でこんなフレーズを発してしまう人を見かけましたが、それでもコロナ禍の前に比べれば、かなり我慢されている方であるに違いありません。
開催中の競馬場は、場外発売所よりも多くの人が集まります。ソーシャルディスタンスに関しては、場外発売所よりも厳しい基準で考えなければなりません。このオフト京王閣は普通の場外発売所ではありません。
会員制です。私もこの日、入会金1,000円を支払って会員になりました。会員制ということは、普通の場外発売所よりも、来場者数を絞り込んでいるということになります。そんな場外発売所でもこれほどの感染防止対策が施され、ファンも協力しなければならない状況です。日頃、「○○(騎手名)、死ねぇ~!!」などと大声で叫んでいる皆さんも、こうした点に協力しなければ、「無観客競馬」を解消させるのは難しいと思いますが、いかがですか?
私にとって、この日は「無観客競馬を解消させるには?」というテーマを深く考えさせられる1日になりました。地方競馬だけではなく、中央競馬も、乗り越えなければならない課題は同じだと思います。