[日記]本日の新潟1Rに思う~誰も指摘しないので、私が悪者になって「公正保持」という視点で書いてみます~

本日も、例の外出先近くにあるファーストフード店で日記を書いています。本日は全く馬券を買っていません。

本日の新潟競馬で、ある意味で最も注目を集めたのは、1Rの2歳未勝利戦だったのではないでしょうか。出走馬16頭中12頭が同じオーナーさん、そして同じ勝負服の馬、というケースは滅多に見られるものではありませんからね。で、結果は別のオーナーさんが所有する2頭によるワン・ツー決着という・・・。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」という話が簡単に当てはまらないから、競馬は面白いのですけどね。

ところでこのレースですが、「実況アナウンサーが大変そうだ」みたいな話ばかりが強調されていますが、笑い話などで済まされない話が潜んでいるように思えます。本当は著名な評論家さんやライターさんの中に、この点に触れるべき人が一人ぐらい存在して欲しいのですが・・・。

この話を書くような人間は空気が読めない、悪者だ、という話になってしまうからでしょうか?でも、誰かが指摘すべき話だと思うので、私が悪者になって書くことにします。と言っても、私自身、この話を書くことによって、得することは何もなくて、損をする話でしかないので、控えめに、少しボカして書くことにします。

今回のように、1つのレースにおいて、出走頭数の大半を同じオーナーさんの馬主が占めるというのは、公正保持の観点からは、ふさわしい話ではありません。恐らく、今回のレース結果を見る限り、レースに関わった全ての人々がガチであったと思いますし、12頭もレースに送り込んだミルファームさんが、そんなことをする筈はないでしょうが、一応は「その気になれば・・・」という話でもあります。

JRAのような公営ギャンブルの主催者が「その気になれば・・・」という余地を作ってはいけないと思います。しかも、そうならない理由が「○○さんがそんなことをする筈がない」というのは非常に危険です。一般の競馬好きなら「そんなことをする筈がない」というスタンスも許されますが、馬券を売る側がそのような態度でいいのでしょうか?

このレースは16頭立てで、ミルファームさんの所有馬ではない2頭で決着しました。でも、もし同じオーナーさんの所有馬のみ、12頭立てのレースだったら・・・、と考えてみてください。12頭以下の頭数で行われるレースは、JRAでも数多くあります。こうした少頭数で行われるレースが、全て同じオーナーさんの馬だったとすると・・・。その中に、そのオーナーさんが「訳あって、どうしても勝たせたい馬」が1頭いたとすると・・・。

これ以上のタラレバはヤメておきます。ヤメておきますが、こうしたタラレバを未然に回避するのが、JRAのような公営ギャンブル主催者の役割だと思います。もし、JRAにその認識がないとしたら、大きな問題だと私は考えます。

もちろん、今は「同一オーナーの12頭出し」について、ルール上は全く問題がありません。しかし「そんなことをするオーナーがいる筈がない」という前提に立ち、公正保持を脅かす可能性を全く考えないという姿勢は、果たして正しいことなのでしょうか?同一レースにおいて、同一オーナーが所有馬を複数出走させる場合、その頭数を制限するとか、出走頭数に対する割合を決めるとか、そんなルール変更が必要なのではないでしょうか。

似たようなケースは、既に地方競馬などでも発生しています。JRAだけではなく、地方競馬も含めた形でのルール変更を検討する必要があるのかもしれません。

最後に改めて書きますが、私がこれまで書いた話にミルファームさんを批判する意図は全くありませんので、誤解なさらないようお願いします。

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