[日記]「じり貧競馬場 執念の復活劇-逆転人生」(NHK)に思ったこと~「向上心」がある地方競馬が見たいです~
本日も、自宅アパートの日記です。例の外出先から帰宅後、晩飯を食いながら、この番組を見ておりました。
大切なのは「向上心」なのでしょう。ハルウララのような存在も、注目度と高めるという意味では否定すべきものではないと思います。しかし、グランシュヴァリエのように、JRA勢と互角に渡り合うことが出来そうな馬を作ること、その「向上心」が馬券勝負を挑む側をも熱くするのでしょう。
番組では、屈腱炎を抱えていたグランシュヴァリエを「再生させる」という話を中心に語られていましたが、高知競馬にはその前にもナムラコクオーという馬がいた訳でして・・・。高知に移籍してからのナムラコクオーについて、複数の方が書かれた様々な記事を読みましたが、JRAで重賞4勝を挙げながら、故障でJRAの登録を抹消されたナムラコクオーを「再生させる」という仕事は、グランシュヴァリエよりも過酷なものであったのではないか、と個人的には思っています。当時、ナムラコクオーで得たノウハウも、グランシュヴァリエの再生に恐らく役立っていたのではないでしょうか。
単に故障した馬を走らせる訳ではなく、故障で強さを発揮できない実力馬を再生させる。そして、その実力馬でJRA所属馬に挑む。決して出走手当狙いではない、「向上心」がある戦いを重賞競走だけではなく、下級条件でも繰り広げる。これからの地方競馬は、そんな競馬であって欲しいと願っています。