[日記]JRAさん、未だに木村哲也調教師を処分しないのは何故ですか?
本日も、例の外出先から帰宅後の日記です。
昨日の日記で書いた内容に関して、ある関係者の方から興味深い情報を頂きました。こうした情報は非常に嬉しいのですが、私・菅野一郎という男は別の関係者から厄介者扱いを受けております。私と関わった為に、ご自身の立場が悪くなってしまっても、私は責任を取ることは出来ませんので、無理はなさらないでください。こんな男で申し訳ありません。
で、昨日25日(木)は、JRAに所属する一部の厩舎関係者による持続化給付金不正受給問題の他にも、こんな大きなニュースがありました。木村哲也調教師に関するニュースです。
木村哲也調教師、書類送検されていた 大塚海渡騎手めぐるパワハラ訴訟(netkeiba.com)
この件で、木村哲也調教師が書類送検されていたということですが、だとすると、あるひとつの疑問が生じます。何故か、誰も指摘する人がいないのですが・・・。
調教師が騎手に対して粗暴な行為に及んだ事例として思い出されるのは、同じ美浦トレーニングセンターに所属する戸田博文調教師のケースではないでしょうか。2019年10月、東京競馬場の検量室で松若風馬騎手に対して乱暴したもので、戸田博文調教師はJRAから過怠金20万円を課せられています。
当時、戸田博文調教師が逮捕された、とか、書類送検された、という報道を私は目にしていません。書類送検された訳でもないのに、JRAは戸田博文調教師を処分しています。今回、木村哲也調教師は書類送検までされた訳ですから、その行為は戸田博文調教師よりも悪質だと考えていいでしょう。
しかし今回、JRAは木村哲也調教師に対して何らかの処分を課したでしょうか?そのような報道を目撃してはいませんし、JRA公式サイトでも発表はありません。一体、何故なのでしょうか?報道によると、木村哲也調教師は事実関係について否定している訳ではないようです。大塚海渡騎手に暴行したことは本人も認めている事実なのに、何故この行為に対する処分がないのでしょうか?
大塚騎手側が提訴していることは理由にならないと思います。暴力行為なのか、教育的見地からの行為なのか、という議論とは別に、木村哲也調教師の行為に対しては書類送検という結果が出ているのです。「係争中なので」というのは、全く処分しない理由にはなりません。
「調教師が起こした不祥事」という点では、2018年に角居勝彦調教師が起こした酒気帯び運転というものもあります。酒気帯び運転と、今回の件を比較するのは難しいですが、角居勝彦調教師はこの件で調教停止処分を受け、管理馬が全て他厩舎に転厩となっています。
しかし、木村哲也調教師は調教停止にはなっていません。今週末も、27日(土)に1頭、28日(日)に3頭が、いずれも中山競馬場で出走予定となっています。お役所的な側面もあるJRAが、お役所が得意とする前例主義に基づく対応を、木村哲也調教師に対してしていないのは何故でしょうか?全くその理由がわかりません。
角居勝彦調教師への処分は、日本中央競馬会競馬施行規程第147条第20号に基づくものでした。
日本中央競馬会競馬施行規程第147条
第138条第1項各号及び第145条各号のいずれか又は前条に該当する場合を除き、次の各号のいずれかに該当する馬主、調教師、騎手、調教助手、騎手候補者又は 厩務員に対して、期間を定めて、調教若しくは騎乗を停止し、戒告し、又は500,000円以下の過怠金を課する。
(20) 競馬の公正確保について業務上の注意義務を負う者としてふさわしくない非行のあった者
角居勝彦調教師には適用されたのに、木村哲也調教師に適用されない理由が全く見当たらないと思うのは私だけでしょうか?「推定無罪の原則」も理由にはならないと思いますよ。角居勝彦調教師の時は、逮捕されたその日から調教停止になっているのですから。
この点について、JRAは過去の事例も踏まえて説明する義務があると、私は考えます。