[日記]岐阜県地方競馬組合の発表を見て思う~笠松競馬は果たして再開できるのか?~

本日21日(水)は例の外出先には行っておらず、自宅アパートで1日を過ごしました。

昨日書いた笠松競馬の件で、岐阜県地方競馬組合は本日19時から記者会見を行い、以下の件について発表しました。

笠松競馬における不適切事案にかかる関係者の処分及び再発防止策について(笠松競馬公式サイト・PDF)

笠松競馬の信頼回復に向けて(笠松競馬公式サイト・PDF)

笠松競馬関係者の処分について(笠松競馬公式サイト・PDF)

この段階で処分を受ける厩舎関係者の実名が公表されるとは思っていませんでした。そして騎手に関しては、昨年10月にデビューした長江慶悟騎手を除く全ての騎手が処分対象となっています。不正行為に関わった騎手だけではなく、「管理者指示事項違反(不正行為等報告義務違反)」つまり「見て見ぬフリ」をした騎手も戒告処分を受けています。ここに深澤杏花騎手の名前まで出てくるとは思いませんでした。

こうした点を踏まえて考えると、今回の不祥事において、関係者の反省する姿勢を評価すべきだとは思います。但し、ひとつ大きな問題が残されているように思えます。それは昨日の日記で書いた、

-そして、免許失効となる人の数、停止処分を受ける人の数によっては、再開時期や笠松競馬の今後に大きな影響を与えることになりそうです。「処分を受けなかった人だけで再開可能なのか?どうか?」も問われることになるでしょうから。-

という点にあります。

花本正三調教師、東川公則調教師、大塚研司騎手、吉井友彦騎手の4名が「競馬関与停止5年」となりました。他にも、湯前良人調教師が「競馬関与停止2年」、池田敏樹騎手と筒井勇介騎手が「競馬関与停止1年」、髙木健騎手が「競馬関与停止6ヶ月」となっています。

これだけ多くの人が当面の間、競馬関与停止となりました。こんなに多くの人がいない状態で果たして再開出来るのでしょうか。これはあくまで岐阜県地方競馬組合としての処分であり、地方競馬全国協会(NAR)における免許上の措置は別でしょうから、中には「戻れない」という人もいるのではないでしょうか。

人手不足の状況下で、果たして再開可能なのでしょうか?もちろん、人材だけの問題ではなく、この不祥事に対する不信感が拭えないという人もいるでしょう。JRAで発生した持続化給付金不正受給問題よりも、正しい対応をしているとは思いますが、それでも笠松競馬は前途多難であるように思えてなりません。

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-・競馬論, 日記