[日記]「馬券が売れ過ぎている」と言っても、1年経つと・・・

昨夜も、この日記の更新が出来ませんでした。大変申し訳ありません。

毎日、私の近況ばかりを書くのも何ですので(笑)、こんな話でも。

この日記でも何度か取り上げていますが、netkeiba.comに掲載されている、日経新聞・野元賢一記者のコラムに最近、「馬券が売れ過ぎている」という指摘がよく出てきます。中央競馬も、地方競馬も、売れ行き好調であるが故に発生してしまう「現場の緩み」を問題視するのは、当然のことだと思います。

しかし、一方でこんな見方をする人もいます。私はゴーストで競馬関連の記事執筆を某所から請け負っていますが、その担当者が気になる指摘をしています。

「馬券が売れ過ぎている」と言っても、自宅等で巣ごもり中の人たちがインターネットで馬券を買っているからこその結果です。しかし、こうした馬券を買い続けている人たちの中には、コロナ禍で自分の仕事に何らかの影響を受けている人も少なくありません。飲食業に従事されている方々などは、恐らく「何らかの影響を受けている」などという次元の話ではないでしょう。

昨年の今頃も、世の中は既にコロナ禍で、多くの人が巣ごもり生活を余儀なくされていました。この1年、状況は全く変化していませんので、昨年なら我慢出来た人でも1年経つと「馬券なんかを買っている場合ではない」という状況に変わってしまうこともあり得るでしょう。実際、前述した担当者は、そんな少々気になる傾向が見えているといいます。

確かに外出が制限されていますから、休日も外出などは出来ず、家で競馬を映像で楽しむ人が増えていることでしょう。スマートフォンがあれば、馬券を購入することも可能です。しかし、その馬券を購入する軍資金がなかったら・・・・。誰でも、食費だったり、光熱費だったり、家賃だったりといった費用が優先で、残ったお金が馬券の軍資金になります。コロナ禍で収入が減っている人は、その軍資金も減ってしまいます。今は何とかなっている人でも、コロナ禍が長く続けば続くほど、馬券購入を我慢しなければならない人が増える筈です。

私自身、「競馬Webサイト管理人」としての活動に支障が出るほど疲弊している理由と、コロナ禍とは、全く無関係ではありません。コロナ禍が原因で、大手からの仕事(競馬関連)をひとつ失いましたし、その分だけ例の外出先での仕事量を増やさざるを得ません。効率がいい働き方とは言えませんので、そろそろ年齢を考えると方向変換が必要な時期に差し掛かっています。馬券購入についても、考え直さないと・・・。

コロナ禍と競馬というと、競馬場における入場制限の話がよく取り上げられますが、入場制限中の競馬場で馬券を買っている人と、自宅でインターネットにて馬券を買っている人と、売上はどちらが大きいのか、考えるべき時に来ているのではないでしょうか。日本におけるワクチン接種状況を考えると、コロナ禍が終息するのにまだまだ時間を要することになるのでしょうし、そのワクチンで出来た抗体がいつまで有効なのか、ワクチンでは対応できない変異種が出現する可能性はないのか、など不透明な話はたくさんあるのですし。

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