[日記]笠松競馬の再開を手放しで喜ぶつもりはありません
6日(金)の朝5時30分を過ぎました。自宅アパートで日記を書いています。
既にご存知の方も多いと思いますが、笠松競馬を主催する岐阜県地方競馬組合が4日(水)、次のような発表をしました。
公営競技施行団体の指定と競馬の再開について(笠松競馬公式サイト)
開催自粛が続いていた笠松競馬は、9月8日(水)~10日(金)に再開の見通しとなりました。
私は以前、このサイトの企画として、地方競馬における個人協賛競走を何度か実施していましたが、笠松競馬場は唯一、個人協賛競走を2回も実施した競馬場です。思い入れのある競馬場です。
しかし、そんな競馬場でも、一連の不祥事を経た今、「再開」と言われても、一部の方々のように、「良かった!!」と手放しで喜ぶ気分にはなれません。
本当に、出すべき膿を全て出し切った、と言えるでしょうか?デリケートな問題なので、ボカして書きますが(以前の日記では書いていますが)、第三者委員会の報告書にある記述に、未だに事実関係が明かされていない内容が残っているのですが・・・。
その当事者は、既に競馬の世界から追放されていますので、その疑念そのものを払拭した、という判断なのかもしれません。しかし、本当に大丈夫なのでしょうか?
伝える側も、何事もなかったのように再開を喜び、レースについて報じるというスタンスが果たして正しいのか、私も「競馬Webサイト管理人」として非常に悩んでいます。当事者に近い立場のSNS等から新たな出来事が明るみになっています。事件性はなく、プライベートなことであるとして、主催者側も公式に発表することはないのだそうですが、恐らくしばらくの間は、競馬専門紙を見れば、その人の名前は馬柱表に登場します。「プライベートだから」という理由だけで、主催者だけではなく、伝える側も沈黙するというのが、あるべき姿なのでしょうか?
再開後、主催者や競馬関係者は信頼回復という大きな課題に取り組むことになるのでしょう。同時に、プロアマ問わず、伝える側も、笠松競馬という存在に悩み続けることになりそうです。
以前にもこの日記で書いた話ですが、別の競馬場に所属する調教師さんがSNSで語ったこの話が、今の笠松競馬を象徴しているように思えます。
今年4月に書いたものですが、
-私はこの笠松競馬場で個人協賛競走を2回もやった人間ですので、「笠松競馬は廃止すべき」とまで言い切る勇気はありません。しかし、それが他地区の競馬場を守る為なのだとしたら、このまま笠松競馬が歴史の幕を下ろしたとしても、悲しむつもりはありません。-
この考えは、再開が決まった今も全く変わりません。