[日記]12年間、模索を続けながら生きています
11日(土)の17時を過ぎました。本日は例の外出先には行っておりません。別の外出先での仕事も入らず、一方で疲労が蓄積されていましたので、先ほどまで自宅アパートでグリーンチャンネルを見ながらゴロゴロとしておりました。馬券も当たらず(笑)、狭い空間で気が滅入ってきましたので、今は歩いて20分ほどの距離にあるファーストフード店で日記を書いています。
以前にも書いた通り、「競馬Webサイト管理人」としての活動が停滞しております。更新作業をサボって、ある試みに着手しています。いや、「着手」という表現は正しくないですね。某所にある打診をしていると書くべきかもしれません。
たまたま人づてに耳にした競馬関連のプロジェクトに関わることが出来ないか、打診をしています。そのプロジェクトですが、以前私が関わる予定になっていたものに内容が良く似ていて、その件について色々と調べていた時期があったのですが、ある出来事がきっかけでプロジェクト自体が消滅し、私と一緒に仕事をする筈だった人たちも急に連絡が取れなくなってしまい、梯子を外されるような形となった私は路頭に迷い、そして今日に・・・、という話だったりします。
一連の話は12年前の出来事でした。そうです、12年前の東日本大震災以前にお誘いを受けていたプロジェクトだったのですが、震災を理由に断ち消えていた話なのです。震災とは無関係な気もしますので、私との関係を断ち切る言い訳に使われたのかもしれません。当時の私は今以上に面倒臭い奴でしたからね(笑)。しかし、あの東日本大震災がなかったら、今でも続いていたプロジェクトであった可能性は高いですし、私も別の人生を歩んでいたに違いありません。
12年前、震災をきっかけに職を奪われた人や、人生計画が狂ってしまった人はたくさんいたでしょう。こうした人は被災地以外にもたくさんいた筈です。でも、被災地以外でこうした目に遭っても、被害者ヅラは出来ませんでした。命があって、住むところがあるのなら、被災者の方々に比べればマシ、というのが当時の空気でしたからね。今もそんなに変わっていないかもしれません。
「生きてるだけで丸儲け」という、明石家さんまさんの言葉は正しいに違いありません。しかし、正しいからこそ苦しんできました。そして、自らの命を継続させる為にやっていた日銭稼ぎ活動の中で、私と同様の理由で苦しんでいる人に数多く出会いました。
苦しいけど、どうすることも出来ないんですよね。私なんかは我慢できずに気持ちを公にしてしまい、炎上したこともありました。今、ここまで書いた話に「不謹慎だ!!」とお怒りになる方もいるでしょう。でもこの12年、同様の理由で苦しんできた人もたくさんいる筈なのです。その苦しさは、言葉にすることが許されない苦しさでした。私もそんな苦しさを常に抱えながら、この12年を過ごしてきました。
「自業自得だろ!!」という人もいます。そうですよ、自業自得ですよ。だから苦しいんですよ。自分で何とかしなければならないことは理解していますよ。しかし、生きているのが面倒になった、とか書くと、今度は「ネット上で自殺をほのめかしている人がいる」とか、警察に通報する人もいるわけで・・・。実際、当時住んでいた自宅アパートに、警察の人が「大丈夫ですか?」とか言いながら訪ねてきたことがありましたしね(実話ですー笑)。
今、打診しているプロジェクトですが、身を結ぶか、どうかはわかりません。12年前とは立場も違いますし、歳も取りましたしね。でもこうしてこの12年間、日本という国を覆っている空気と、自らが抱える苦しみに対して、今も模索を続けながら生きています。