[日記]もちろん「おめでとうございます」なのだけど
昨日付で書こうと思って、途中で止めた話をサラッと少しだけ。8日(木)にJRAから2017年度新規調教師免許試験の合格者が発表されました。武幸四郎騎手と田中博康騎手が調教師となるとのことです。
調教師免許は試験を受けなければ取得できません。しっかりと勉強しなければ、試験に合格できないでしょうから、合格すれば、もちろん「おめでとうございます」という話になります。でも「おめでとうございます」なのだけど、現役の騎手が合格するということは、騎手としては「引退」を意味するのですから、「おめでとうございます」とは思いつつ、何となく寂しさもある訳で・・・。「初勝利が重賞勝ち(1997年マイラーズカップ、オースミタイクーン)」だった武幸四郎騎手。クイーンスプマンテで制した2009年のエリザベス女王杯が忘れられない田中博康騎手。二人とも衝撃的な印象を残している騎手だけに少し残念な気も・・・。もちろん「残念」とか言ってはいけないことは理解しているのですけどね。
ある地方競馬所属騎手のお父さんが私のサイトを時々ご覧になられていて、メールを頂くこともあるのですが、そのメールによくこんなことを書かれています。
「帰省して顔を合わせる度に、もう引退して帰ってこい、とアイツには言ってるのだけどなあ。まだ、騎手という立場に未練があるらしいのですよ」
競馬の世界において、「騎手」という立場は「花形」と言っていいでしょう。その「騎手」を辞めるということは・・・、とか、つい考えてしまうのです。もちろん、当事者の気持ちは全く無視して書いていますが。
でも来年の2月になって、引退セレモニーに登場する姿を見ると「人生の節目を迎えている人」をまた別の感情で見ることになるのだろうな。私自身が意味なく歳を重ねている人間なモノで、単に「寂しい」とか、「残念」とか、「騎手としての評価」とか、そんな視点とは別の視点が浮かんでくるのです。誰もが一度しかない人生ですからね。その人生における選択なのです。アレコレ言っちゃイカンですよね。
スミマセン、まとまりがなくて・・・。