[日記]今年も3月11日になりました
11日(月)の午前11時を過ぎました。都内某所にある日銭稼ぎ現場で、休憩時間中です。
今年も3月11日になりました。東日本大震災から13年経ったことになります。
あの震災がなかったら、今頃はここで日銭稼ぎなんかしていなかったに違いありません。当時、被災地に住んでいた訳でもなく、何らかの被害を受けた訳でもないのですが、震災を理由に参加する予定だった競馬関連のプロジェクトが中止となり、路頭に迷いつつ、今日に至っています。
という話を3月11日がやってくる度に書いています。こうした愚痴も「命があるだけ、マシじゃないのか?」というご意見の前では黙らざるを得ない、という話も毎年書いている気がします。本当は似たような境遇にいる人たちは日本中にそれなりにいる筈で、そんな人たちの多くは声を上げることが出来ずにいるのですが。でも確かに「まだ生きている」ということの意味は大きいのでしょうね。
昨年の3月11日から1年経って、私自身にも変化がありました。先月スタートしたYouTubeチャンネルでは、自分の肩書きを「競馬ライター」と名乗っています。震災前を含め、自分を「競馬ライター」だと説明するのは、非常に勇気が必要でした。何しろゴーストでの仕事ばかりでしたので「自称競馬ライターの間違いだろ」と揶揄されることが多かったですからね。
今はウマニティで連載を持っていますので、そんな批判を受けることはなくなりました。収入という点ではまだまだですけど。でもきっと一歩前進したと考えるべきなのでしょう。かなりゆっくりな「一歩」ではあるのですが・・・。
この先も何があるのか、わかりません。元日の能登半島で発生した地震に、「先のことは誰にもわからない」と改めて考えました。あの日の午前中、この日記で「1年の抱負」を呑気に語っていたのですから・・・。
明日何があるかは、誰にもわかりません。だからこそ、目の前の出来事に、そしてその日一日を大切に、精一杯生きなければならない。それが今の考えです。
だからこそ、今は想像以上の苦労を強いられているYouTubeチャンネルを何とかせねば!!