[日記]携帯電話持ち込み問題はどうなりましたか?
「ニュース」のところでもお伝えした通り、昨年末に発生した、ばんえい競馬厩舎関係者によるインターネットでの勝馬投票券購入事件について、行政処分が発表されました。
[競馬ニュース]帯広市 ばんえい競馬厩舎関係者によるインターネットでの勝馬投票券購入事件について、行政処分を実施/対象は元騎手1名と元厩務員9名、調教師も指導監督不十分として処分
この記事の中で、最後にこの一文を入れました。
-なお、今年6月に発生した2名の騎手による携帯電話持ち込み問題についての(ばんえい十勝公式サイト内の)記述はない。-
「厩舎関係者による馬券購入」も問題ですが、携帯電話持ち込みの件についても、主催者としてやるべきことがあるのではないでしょうか。当時、私が帯広市農政部ばんえい振興課に送付した公開質問状で取り上げた問題点については、未だにほとんど明らかになっていません。
(お知らせ)帯広市農政部ばんえい振興室に公開質問状を送付しました
ご存知の方も多いと思いますが、この事件を引き起こした安部憲二騎手と大口泰史騎手は、地方競馬全国協会(NAR)から騎手免許の更新を認められず、免許が失効し、事実上の引退となっています。「うっかりミス」で調整ルーム内において携帯電話を使用してしまった騎手はJRAにもいますが、今もレースで騎乗しています。何故、この2人は免許の更新が認められなかったのでしょうか?やはり「うっかりミス」ではなかった、ということでしょうか?
主催者側は自ら事実関係を明らかにするつもりはないようです。この2人の引退についても、ばんえい十勝公式サイトでは全く触れていません。以前、免許の更新が出来なかった調教師について「何故、公表しないのですか?」と問い合わせをしたところ、「調教師及び騎手に対する免許については、地方競馬全国協会が行っているものであり、免許が不合格となった理由については、主催者は把握をしておりません。このことによりこれまでも不合格となった場合でも主催者として発表はしておりません。」という回答がありました。今回も同様のスタンスなのでしょう。
しかし、本当にそのような姿勢でいいのでしょうか?今、国会で話題となっている「カジノ」の件は、その問題点として「ギャンブル依存症」の話ばかりがクローズアップされています。でも本当はそのゲームにおける「公正確保」をどうするのか、も指摘すべきだと思っています。でも、このままでは「公正確保」に関しても「競馬だって出来ていないじゃないか」という話がカジノ推進派から出てきても仕方のない状況ではないでしょうか?
この問題については、私も現地に行くお金がない状況のため、「次の手」を打つことができずにいます。何とか地元の心ある皆さん、ばんえい競馬を健全なものにするために、行動して頂けないでしょうか?このままでは、かつての存廃問題で署名活動に協力した人たちの想いが無駄になりかねないと、私は危惧しております。