［競馬ニュース］アムールブリエが名古屋グランプリ（名古屋）を連覇
１５日（木）の名古屋１１Ｒ名古屋グランプリ（Jpn２）は、白山大賞典（金沢）と浦和記念（浦和）を連勝したケイティブレイブ（ＪＲＡ、１番人気）が２周目の向正面で後続を突き放す展開に。「これで重賞３連勝か」と思った人も多かったに違いない。だが直後の２番手でケイティブレイブをマークしていたアムールブリエ（ＪＲＡ、２番人気）が３コーナー過ぎでスパートし、４コーナーから最後の直線に入ったところで並びかけ、アムールブリエがケイティブレイブを交わして先頭に。最後はアムールブリエがケイティブレイブに３馬身差をつけて、先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは２分４１秒７（ダート２５００メートル、馬場状態は重）。この２頭から５馬身離された３着には、今年の東海ダービー馬カツゲキキトキト（愛知、７番人気）が入る健闘を見せた。そのカツゲキキトキトに交わされたモズライジン（ＪＲＡ、３番人気）は４着だった。
勝ったアムールブリエはSmart Strike産駒の５歳牝馬。母は２００５年の天皇賞・秋を制したヘヴンリーロマンス。アムールブリエは昨年もこのレースを制しており、連覇達成となった。今年はエンプレス杯（川崎）、ブリーダーズゴールドカップ（門別）でも連覇達成を果たしており、獲得した重賞タイトルは６つ目となる。今年１月の川崎記念（川崎）で３着に入った実績もある。
同馬の半兄アウォーディーは今年のＪＢＣクラシック（川崎）を制するなど、重賞５勝を挙げている。また半弟のラニは今年のＵＡＥダービーを制し、アメリカの牡馬クラシック３冠路線（ケンタッキーダービー、プリークネスＳ、ベルモントＳ）全てに出走した。