[競馬ニュース]そのだ金曜ナイターでも主役は「胴赤・黒縦縞・袖青」!!吉原寛人騎手(金沢)騎乗のランドクイーンが園田チャレンジカップ(園田)を制す

2016/09/04

「胴赤・黒縦縞・袖青」最近はこの勝負服を金沢競馬場以外の競馬場で見かけることに違和感がない、という人も多いだろう。吉原寛人騎手(金沢)の勝負服である。2日(金)、彼の姿は園田競馬場にあった。園田10R園田チャレンジカップで騎乗することが目的である。

吉原寛人騎手の騎乗馬はランドクイーン(兵庫、5番人気)。今回が初めてのコンビだった。その吉原寛人騎手とランドクイーンは好スタートからあっさりとハナへ。2走前にダート820メートル戦の園田FCスプリントを制した馬だけに、このメンバーではスピードが違う。そんなことは地元・兵庫の騎手たちも皆、熟知していたに違いない。逃げるランドクイーンを目標に追走し、レースは2コーナー、向正面、3コーナーへ。小気味良い走りで逃げるランドクイーンに、木村健騎手(兵庫)騎乗のトウショウセレクト(2番人気)が差を詰めていく。トウショウセレクトがランドクイーンに並びかけ、交わして前に出るのは4コーナーの手前か?それとも最後の直線に入ってからか?後続馬の騎手たちも、そして園田競馬場に集まったファンも、そのタイミングに注目する。

だが最後の直線に入ったところで、誰もが驚きの声を上げずにはいられなかった。ランドクイーンがトウショウセレクトを突き放してしまったのだ。脚色が一杯となった木村健騎手とトウショウセレクトに代わって、下原理騎手(兵庫)騎乗のタガノギャラクシー(兵庫、1番人気)と川原正一騎手(兵庫)騎乗のドリームコンサート(兵庫、3番人気)がランドクイーンに迫る。だがこの2頭もランドクイーンを捕まえることはできなかった。最後はランドクイーン、タガノギャラクシー、ドリームコンサートの順でゴール板を通過。吉原寛人騎手とランドクイーンがまんまと逃げ切り勝ちを決めた。勝ちタイムは1分30秒1(ダート1400メートル、馬場状態は良)。トウショウセレクトは5着に敗れた。

勝ったランドクイーンはサウスヴィグラス産駒の6歳牝馬。前述した2走前の園田FCスプリントに続き、2つ目の重賞タイトルを獲得した。通算では7勝目。

レース結果(NAR公式サイトより)

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