[競馬ニュース]岩手競馬で出走後の競走馬3頭から禁止薬物が見つかる
岩手競馬を主催する岩手県競馬組合は17日(土)、11日(日)と12日(月)の水沢競馬に出走した3頭から禁止薬物のニコチンが検出された、と発表した。
禁止薬物が見つかったのは、11日(日)の水沢11Rで1着となったコスモジョイジョイ(牡4歳、水沢・吉田司厩舎所属)、12日(月)の水沢2Rで1着となったヴィグラスムーヴ(牡3歳、水沢・千葉幸喜厩舎所属)、12日(月)の水沢4Rで1着となったスズヨローズ(牝4歳、水沢・石川栄厩舎所属)の3頭。16日(金)に栃木県の競走馬理化学研究所よりこの3頭のA検体からニコチンが検出され、翌17日(土)にB検体からも陽性反応が出たとのこと。
ニコチンは競走馬の中枢神経を興奮させ、心拍数の増加や呼吸を促進する効果がある。但し、競走馬の体内を通過すると一部はコチニンに変わるため、今回のようにニコチンだけが検出された場合は、検体採取時か、採取後の汚染であるケースもあり得るとのこと。
岩手県競馬組合は内部に調査チームを設置するとともに、競馬法違反に該当する恐れがあるため、所轄の岩手県警水沢警察署に連絡している。当該馬への失格等の処分、当該馬を管理していた厩舎の在厩馬全頭に対する禁止薬物検査、競走除外等の手続きについても、本日18日(日)以降に行われる予定。
岩手競馬における禁止薬物陽性馬の発生について(岩手競馬公式サイト)
ファンの皆様へ(岩手競馬公式サイト)