[競馬ニュース]岩手競馬禁止薬物問題 禁止薬物が見つかった3厩舎における他の管理馬は全て陰性
11日(日)と12日(月)の水沢競馬において、レース後の出走馬から禁止薬物のニコチンが見つかった問題で、岩手県競馬組合は20日(火)、この禁止薬物が検出された馬を管理していた3つの厩舎における全管理馬について、競走馬理化学研究所による薬物検査を実施した結果、全ての馬が陰性であった、と発表した。
薬物検査を受けたのは、水沢・吉田司厩舎の9頭、水沢・千葉幸喜厩舎の21頭、水沢・石川栄厩舎の10頭。先に禁止薬物における陽性反応が出た3頭を除く、この合計40頭は24日(土)の水沢競馬から出走が可能となる。
今回検出された禁止薬物のニコチンは、競走馬の体内を通過すると一部はコチニンに変わる特性を持っており、今回のようにニコチンだけが検出された場合は、検体採取時か、採取後の汚染であるケースもあり得ることから、禁止薬物における陽性反応が出た3頭については再検査を実施し、結果が判明し次第、改めて岩手県競馬組合から発表される予定。