[競馬ニュース]岩手競馬禁止薬物問題 禁止薬物ニコチンが検出された3頭を事後失格に/ニコチンの体内通過を示すコチニンも検出される
11日(日)と12日(月)の水沢競馬における出走馬から禁止薬物のニコチンが検出された問題で、このニコチンが馬の体内を通過すると一部がコチニンに変わる特殊性を持っていることから、岩手競馬を主催する岩手県競馬組合の依頼を受けて競走馬理化学研究所がコチニンの検査をしたところ、ニコチンが検出されていた水沢・吉田司厩舎のコスモジョイジョイ、水沢・千葉幸喜厩舎のヴィグラスムーヴ、水沢・石川栄厩舎のスズヨローズの3頭より採取した尿からいずれもコチニンが検出された。
このコチニンが検出されず、ニコチンだけが検出された場合は、尿を採取する前後での可能性もあったが、3頭の体内からコチニンが検出されたことで、3頭の体内をニコチンが通過した可能性が極めて高くなった。その為、岩手県競馬組合はこの3頭を事後失格とし、所定の処分等について手続きを進めるとのこと。また、岩手県警水沢警察署の捜査への協力と再発防止に向けた取り組みを行う、としている。