[競馬ニュース]春秋のJ-G1を勝利!!オジュウチョウサンが中山大障害を制す

オジュウチョウサンが先頭でゴール

引き揚げてきた石神深一騎手を出迎える和田正一郎調教師

優勝馬オジュウチョウサン

石神深一騎手
中山グランドジャンプと中山大障害。この2つのJ-G1競走が行われる中山の大障害コースにおける難所である、大竹柵と大生垣では、出走する全ての馬が無事に飛越を終えると場内から拍手が湧き上がるのが恒例となっている。23日(金・祝)の中山10R中山大障害(J-G1)では、この大竹柵と大生垣だけではなく、全ての障害飛越時に拍手が送られた。レース前にマキオボーラーが出走取消になったが、出走した馬は全て完走し、落馬した馬、競走中止馬が1頭もいないJ-G1となった。

レースは先に仕掛けた昨年の覇者アップトゥデイト(2番人気)に、今年の中山グランドジャンプを制したオジュウチョウサン(1番人気)が並びかけ、この2頭が馬体を並べたまま、最終障害を飛越。飛越後も2頭のマッチレースは続いたが、最後の直線に入ったところでオジュウチョウサンがアップトゥデイトを突き放し、そのまま9馬身という大きなリードを築いて先頭でゴール。勝ちタイムは4分45秒6(障害・芝4100メートル、馬場状態は良)。突き放されたアップトゥデイトも2着を確保し、3着にはルペールノエル(3番人気)が浮上。単勝人気順での決着となった。

勝ったオジュウチョウサンはステイゴールド産駒の5歳牡馬。昨年のこのレースでは6着と敗れていたが、今年に入って急成長し、中山グランドジャンプ、東京ジャンプS、東京ハイジャンプ、そしてこの中山大障害と4連勝。春秋のJ-G1を制したことで、障害界の頂点に立つ形となった。平地では未勝利だったが、障害戦では7勝目となる。

同馬の全兄ケイアイチョウサンは2013年のラジオNIKKEI賞を制している。

レース映像はこちら(JRA公式サイトより)

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