[競馬ニュース]クリストフ・ルメール騎手が涙のグランプリ制覇!!有馬記念は3歳馬サトノダイヤモンドが優勝





4コーナーから最後の直線に入ったところで、キタサンブラック(2番人気)が先頭に立ち、そのキタサンブラックにゴールドアクター(3番人気)が並びかけようとする。そして、その2頭の外にサトノダイヤモンド(1番人気)が浮上。25日(日)の中山11R有馬記念(G1)は、この人気馬3頭が抜け出して、激しい叩き合いの形となった。

3頭の叩き合いから真ん中のゴールドアクターが遅れたが、内側のキタサンブラックと外側のサトノダイヤモンドは並んだまま、お互いに前を譲ろうとはしない。そして2頭が並んだまま、ゴール板を通過した直後、サトノダイヤモンドの鞍上、クリストフ・ルメール騎手の右手が上がる。軍配はクビ差でサトノダイヤモンドに上がった。勝ちタイムは2分32秒6(芝2500メートル、馬場状態は良)。2着はキタサンブラック、そして3着はゴールドアクター。単勝人気順での決着で、実力馬による見応えタップリのレースとなった。レース後、勝利騎手インタビューで涙ぐむクリストフ・ルメール騎手の姿が、この激しい戦いを物語っていた。

勝ったサトノダイヤモンドはディープインパクト産駒の3歳牡馬。前走の菊花賞に続き、G1連勝となった。2月のきさらぎ賞と9月の神戸新聞杯も制しており、獲得した重賞タイトルは4つ目となる。通算成績は8戦6勝2着1回3着1回。敗れた2回は皐月賞(3着)と日本ダービー(2着)。メンバー中、唯一の3歳馬がグランプリ制覇を果たし、今年の中央競馬を締めくくる形となった。クリストフ・ルメール騎手は2005年にハーツクライで有馬記念を制しており、これでこの競走は2勝目となる。

レース映像はこちら(JRA公式サイトより)

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