[競馬ニュース]オールザベストが金杯(水沢)を制して初の重賞タイトルを獲得
岩手競馬としては年明け最初の重賞競走なのだが、出馬表には8頭分しか名前がない、という寂しいレースとなった2日(月・休)の水沢9R金杯は、さらにスティックセニョル、ダンストンリアンの2頭が出走取消となり、6頭立てという異常事態の中で行われた。
レースは逃げるニードアフレンド(6番人気)を3~4コーナーの中間地点で交わして先頭に立ったオールザベスト(1番人気)が、そのまま2着以下に4馬身差をつけてゴール。勝ちタイムは1分42秒4(ダート1600メートル、馬場状態は不良)。2着にはサンエイリシャール(3番人気)が浮上し、ニードアフレンドは3着に粘り込んだ。メモリーダンス(2番人気)はニードアフレンドを捕まえ切れず、4着という結果に終わった。
勝ったオールザベストはSpeightstown産駒の3歳牡馬。昨年5月に道営・ホッカイドウ競馬でデビュー。道営では2勝を挙げている。道営のシーズン終了後に岩手に移籍。移籍後の初戦を快勝した後、前走の寒菊賞では2着。その寒菊賞の勝ち馬ベンテンコゾウがいない今回は順当に勝利し、初の重賞タイトルを獲得した。通算では4勝目となる。