[競馬ニュース]クリストフ・ルメール騎手の川崎記念3勝目は予想外の逃げ切り勝ち!!オールブラッシュが川崎記念(川崎)で後続を完封






1日(水)の川崎11Rは今年最初のJpn1戦、川崎記念。ハナに立つのは武豊騎手騎乗のケイティブレイブ(JRA、2番人気)だと思っていた人は少なくなかったに違いない。だがその外側の枠にいたクリストフ・ルメール騎手騎乗のオールブラッシュ(JRA、5番人気)の方がスタートがいい。しかもクリストフ・ルメール騎手とオールブラッシュはケイティブレイブにハナを譲る素振りはない。武豊騎手とケイティブレイブは番手からのレースを余儀なくされる。そのケイティブレイブがハナに行くことができない様子を見て、横山典弘騎手とミツバ(JRA、3番人気)もケイティブレイブの前に出る。オールブラッシュ、ミツバ、ケイティブレイブの順でレースは進む。予想外の展開となった、と感じた人も多かっただろう。

レースが動いたのは2周目の4コーナー手前だった。ケイティブレイブがミツバの外を回りながらオールブラッシュに並ぼうとする。だが、オールブラッシュもまだ余力十分だった。最後の直線入り口に入ると、オールブラッシュはそのケイティブレイブを突き放してリードを広げる。苦しくなったのはケイティブレイブの方だった。代わりに外から大野拓弥騎手とサウンドトゥルー(JRA、1番人気)が、そして内ラチ沿いから柴田大知騎手とコスモカナディアン(JRA、6番人気)が浮上し、前を行くオールブラッシュを追いかけるが、その差は詰まらない。最後はオールブラッシュが2着以下に3馬身差をつけて逃げ切り勝ち。クリストフ・ルメール騎手はステッキを持った右手を挙げて勝利をアピールした。勝ちタイムは2分14秒6(ダート2100メートル、馬場状態は良)。2着サウンドトゥルー、3着コスモカナディアン、4着ミツバ、5着ケイティブレイブ。JRA勢による掲示板独占を想像した人は多かったと思われるが、その順番はかなり意外なものとなった。JRA勢同士の組み合わせなのに、3連単の払戻金は70,890円だった。

勝ったオールブラッシュはウォーエンブレム産駒の5歳牡馬。1000万下、準オープンに続いて3連勝の形で初めての重賞タイトル、それもJpn1のタイトルを獲得した。これまで重賞では2015年のレパードSで9着という戦績が残っている。鞍上のクリストフ・ルメール騎手は2007年にヴァーミリアンで、2009年にカネヒキリでそれぞれ川崎記念を制しており、これで川崎記念3勝目となった。

レース結果(NAR公式サイトより)

レース映像はこちら(地方競馬ライブより)

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