[競馬ニュース]外ラチ沿いから突き抜けた!!アデイインザライフが新潟記念を制して初の重賞タイトルを獲得/横山典弘騎手はJRA全競馬場重賞制覇
メイショウナルト(17番人気)の大逃げという、予想外の展開になった4日(日)の新潟11R新潟記念(G3)。1000メートル通過は58秒5。さすがにペースが早すぎた。最後の直線に入ると、後続が外ラチ沿いまで横一線になり、前を行くメイショウナルトに迫っていく。そして残り200メートルのハロン棒を過ぎたところで、その横一線の波はメイショウナルトを飲み込んだ。そしてその横一線から抜け出したのは、外ラチ沿いにいたアデイインザライフ(2番人気)だった。まるで芝・直線1000メートル戦のような形で突き抜けたアデイインザライフは、その内側にいたアルバートドック(1番人気)の追撃を凌いで、先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは1分57秒5(芝2000メートル、馬場状態は良)。アルバートドックは3/4馬身差の2着。3着にはロンギングダンサー(9番人気)が入り、トップハンデ58キロを背負っていたダコール(3番人気)は16着に敗れた。
勝ったアデイインザライフはディープインパクト産駒の5歳牡馬。これまで重賞では、2014年の京成杯で3着、弥生賞で3着、皐月賞で16着という戦績が残っているが、タイトルを獲得したのは今回が初めてとなる。2月の東京での1000万下、3月の中山での常総S(1600万下)と連勝し、その後は休養に入っていて、今回は休養明けの一戦だったが、3連勝の形で初の重賞タイトルを獲得した。通算では6勝目。
同馬の母ラッシュライフは2005年の函館2歳Sで2着、ファンタジーSで2着にそれぞれ入っている。
なお、アデイインザライフの鞍上・横山典弘騎手は、この勝利でJRA全競馬場重賞制覇を達成した。史上4人目(現役では2人目)の記録達成となる。