[日記]物語が終わる・・・

「競馬ニュース」の枠でも書きましたが、ナムラダイキチ(金沢)の引退が決定しました。

[競馬ニュース]ナムラダイキチ(金沢)が引退

この記事の中で、

-中でも同じ金沢競馬所属のジャングルスマイルとの「名勝負物語」は金沢だけではなく、全国の地方競馬ファンの間でも注目を集めた。-

と書きました。可能であれば、ナムラダイキチジャングルスマイルの戦績をNAR公式サイトで比較しながら、直接対決の映像を地方競馬ライブで見ることをオススメします。ここでは3つの映像を紹介しましょう。

まずは耳目社の大川充夫アナウンサーが「これはいいモノを見た!!」と思わず叫んでしまった、2011年の北國王冠から。

2011年北國王冠(金沢)レース映像(地方競馬ライブより)

2011年北國王冠(金沢)レース結果(NAR公式サイトより)

この時はジャングルスマイルが先輩としての貫禄を見せて勝利しましたが、2頭は年末の中日杯で再び対決。最後の直線はまた2頭による激しい叩き合いとなりました。

2011年中日杯(金沢)レース映像(地方競馬ライブより)

2011年中日杯(金沢)レース結果(NAR公式サイトより)

今度はナムラダイキチが勝利。ナリタブライアンとマヤノトップガンによる併せ馬のような叩き合いで、今日でも「名勝負」のひとつとして語り継がれる1996年の阪神大賞典を思い出された方もいるかもしれません。でもナムラダイキチとジャングルスマイルは一度だけではなく、直接対決の度に何度もこんなレースを繰り返していたのです。この2頭の名勝負は地元・金沢だけではなく、笠松競馬場でも繰り広げられました。

2013年オグリキャップ記念(笠松)レース映像(地方競馬ライブより)

2013年オグリキャップ記念(笠松)レース結果(NAR公式サイトより)

この頃はナムラダイキチの全盛期ですので、9馬身という大きな差がついてしまいましたが、金沢の名勝負が笠松にまで持ち込まれてしまったことに驚かされた方も多かったのではないでしょうか。地元・東海勢も、東京ダービー馬も、この2頭に割って入ることはできませんでした。

ここ1~2年のナムラダイキチは順調にレースを使うことができず、10歳になったジャングルスマイルの復権ぶりが目立っていました。今年の百万石賞はジャングルスマイルが勝って、ナムラダイキチは4着。この辺りで「名勝負物語」は成立しなくなりつつありましたが、ナムラダイキチの引退で、この物語は終了を迎えることになってしまいました。私は映像と結果しか見ていませんので、この程度しか書くことができませんが、2頭の厩舎を取材できる立場にいる方なら、もっと詳細な「名勝負物語」を展開させることができるのではないでしょうか。そんな「名勝負物語」を読んでみたい。今はそんな気持ちです。

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