[競馬ニュース]ワンミリオンスがエンプレス杯(川崎)を制して、ダートグレードレースを連勝


※最後の直線で先頭に躍り出るワンミリオンス。リンダリンダは外に膨れながらも懸命に前を追う。


※先頭でゴール板を通過したのはワンミリオンスだった


※引き揚げる優勝馬ワンミリオンス。リンダリンダはTCK女王盃のリベンジならず。


※優勝馬ワンミリオンスの口取り


※ワンミリオンスの手綱を取っていた戸崎圭太騎手


※戸崎圭太騎手が谷桃子さん、カツマル君と記念撮影

1日(水)の川崎11Rエンプレス杯(Jpn2)で好スタートからハナを奪い、レースを引っ張る構えを見せたのは、吉原寛人騎手(金沢、現在は南関東で期間限定騎乗中)が手綱を取るリンダリンダ(大井、4番人気)だった。前走のTCK女王盃(大井)では、ゴール手前でワンミリオンス(JRA、1番人気)に捕まって2着と惜敗。大井よりも前残りが決まりそうな川崎で先手を取る。恐らく、吉原寛人騎手がレース前に描いた作戦は、そんなところだったに違いない。

だが、その吉原寛人騎手にとって思わぬ誤算が生じる。1周目の正面スタンド前で、森泰斗騎手(船橋)が手綱を取るヴィータアレグリア(JRA、6番人気)がリンダリンダと吉原寛人騎手からハナを奪い、その動きを見たワンミリオンスの鞍上・戸崎圭太騎手(JRA・美浦)がワンミリオンスをヴィータアレグリアの直後2番手に押し上げていった。2コーナーから2度目の向正面に入った時、ワンミリオンスは既にリンダリンダの前にいた。本当はリンダリンダの方が前で流れに乗りたかったのではないだろうか?

レースは3コーナー、4コーナー、そして最後の直線へ。ヴィータアレグリアを交わして先頭に躍り出た戸崎圭太騎手とワンミリオンスに対し、吉原寛人騎手とリンダリンダは外に馬を持ち出して、賢明にワンミリオンスに並びかけようとする。だがやや外に膨れる形となってしまったリンダリンダは、前を行くワンミリオンスとの差を詰めることができない。最後はワンミリオンスがリンダリンダに2馬身差をつけて、先頭でゴール板を通過。勝ちタイムは2分17秒0(ダート2100メートル、馬場状態は良)。リンダリンダはヴィータアレグリアに前を譲ることなく、アタマ差で何とか2着を確保。前の2頭はTCK女王盃と同じ組み合わせ、同じ着順での決着となった。ヴィータアレグリアは3着にも粘り込んだ形となった。タイニーダンサー(JRA、3番人気)は5着、タマノブリュネット(JRA、2番人気)は6着だった。

勝ったワンミリオンスはゴールドアリュール産駒の4歳牝馬。前走のTCK女王盃に続いて重賞連勝となった。通算では6勝目。戸崎圭太騎手とは昨年11月の銀嶺S(JRA・東京)からコンビを組んでいる。

レース結果(NAR公式サイトより)

レース映像はこちら(地方競馬ライブより)

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