[日記]空気が読めなくて申し訳ありません
「ニュース」の枠でもお伝えした通り、御神本訓史元騎手が4月に騎手として復帰することが決まりました。大井競馬の公式サイトでは、斉藤弘・開催執務委員長のコメントと共に、この件が伝えられています。
調教師・調教師補佐・騎手免許試験合格者について(大井競馬公式サイト)
-御神本騎手は、2013年に南関東リーディングを獲得するなど、豊富な実績があります。2年間の小林分きゅう舎でのきゅう務員を経て、今回新たなチャンスを頂けたことへの感謝を忘れずに、良い騎乗を見せてほしいと思います。-
今回、こうしたコメントを発表するのであれば、2年前に免許の更新ができなかった時も、何らかのアナウンスが欲しかった気が・・・。本人はシレッと居なくなり、L-WINGのグッズショップから彼のグッズがなくなりましたからね。当時、私はこんなことを書きました。
調教師や騎手の免許を発行しているのは地方競馬全国協会(NAR)であり、免許の更新を認めるか、否か、について決定権を持つのもNARだということは、もちろん理解しています。でも免許の更新が認められない場合、その原因となる行為は所属する競馬場で生じている筈です。どうも現状の地方競馬における免許制度は、主催者側の管理責任を曖昧なモノにしているような・・・。
2年前の御神本訓史騎手におけるケースの時は気が付かなかったのですが、昨年になって明らかになった、ばんえい競馬における様々な不祥事に関する話について帯広市に問い合わせをした時に、私はこの免許制度が持つ問題点に気付かされました。不祥事で免許更新ができなかった調教師に関して公式サイト等で公表しない理由について、帯広市は私の問い合わせに対し、「それはNARがやってることだから、ウチは知らん」と回答したのですから。
確かにおっしゃる通りですよ。最も悪いのは、その当事者でしょう。でも、あなた方にも管理責任はないのですか?しかも競馬の公正保持に関わる重大な話の筈なのですが・・・。
ご存知の通り、地方競馬の売上は回復傾向にあります。戻ってくる人も、過去を反省した上で復帰してくるのでしょう。だから、今こういう話を書くと「もう少し空気を読め」と言われてしまうのかもしれません。でも全く誰も触れずに終わらせていい話なのでしょうか?そんな疑問が私には残るので、こんな話を書き残すことにしました。申し訳ありません。