[競馬ニュース]ベルゼブブが戸塚記念(川崎)を逃げ切り勝ち/東京ダービー馬バルダッサーレは2着

13日(火)の川崎11R戸塚記念(S2)はベルゼブブ(浦和、3番人気)が好スタートを決めてハナへ。このベルゼブブをミスミランダー(船橋、2番人気)、ジャーニーマン(川崎、7番人気)などがマークする形でレースは進む。

多くのファンは、この3頭の直後にいた東京ダービー馬バルダッサーレ(大井、1番人気)がどこで動き始めるのか?という点に注目していたに違いない。バルダッサーレがスパートを開始したのは2周目の向正面だった。向正面の半ばを過ぎたところでジャーニーマンに並びかけ、3コーナーを過ぎて4コーナーの手前でそのジャーニーマンを振り切り、4コーナーから直線の入り口に入ったところで、ミスミランダーの外に。そしてミスミランダーを交わして2番手に浮上。残るは逃げるベルゼブブ1頭となった。

だがそのベルゼブブの脚色が衰えない。マイペースの逃げでレースを引っ張ったベルゼブブの斤量は56キロ。一方のバルダッサーレの58キロを背負っていた。この2キロ差が影響したのか?それとも前半でマイペースに持ち込んだことが大きかったのか?最後は2頭の脚色がほぼ同じになり、ベルゼブブがバルダッサーレに3馬身差をつけて、先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは2分19秒8(ダート2100メートル、馬場状態は不良)。3着にはジャーニーマンが粘り込み、最後の直線で失速したミスミランダーは5着に敗れた。

勝ったベルゼブブはアグネスデジタル産駒の3歳牡馬。昨年6月にJRA・函館でデビュー。4戦目となった札幌での未勝利戦で初勝利を挙げたが、JRAでの勝利はこの1勝のみ。6月の東京でのレースを最後に南関東・浦和に移籍した。移籍後の初戦となる浦和での特別戦は大敗したが、その後は川崎と浦和で特別戦を2連勝。そして3連勝となるこの勝利が初の重賞タイトルを獲得した。重賞競走に出走したのも今回が初めてとなる。

レース結果(NAR公式サイトより)

記事下広告

[広告]

-・地方競馬, 競馬ニュース