[競馬ニュース]元北関東の2人が激しい叩き合い!!矢野貴之騎手(大井)騎乗のキャプテンキングが羽田盃(大井)を制す/JRAから移籍後の初戦でビッグタイトルを獲得
10日(水)の大井11R羽田盃(S1)は、JRAから移籍後の初戦となるキャプテンキング(大井、1番人気)が最内枠からハナを奪い、ニューイヤーカップ、京浜盃と重賞を連勝してこのレースに挑むヒガシウィルウィン(船橋、2番人気)が体半分だけ後方からキャプテンキングをマークする形となった。3コーナーを過ぎた辺りから、この上位人気馬2頭と3番手以下との間に差が出来始め、4コーナーから最後の直線に入ったところでは、完全にこの2頭によるマッチレースの展開に。
キャプテンキングの鞍上は元高崎の矢野貴之騎手(大井)。ヒガシウィルウィンの手綱を取るのは元宇都宮の森泰斗騎手(船橋)。かつては北関東で戦っていた2人が、今は大井のナイター照明の下で激しく火花を散らしている。この2人、そしてこの人気馬2頭の叩き合いは、1/2馬身差で矢野貴之騎手とキャプテンキングに軍配が上がった。勝ちタイムは1分54秒4(ダート1800メートル、馬場状態は良)。3着には赤岡修次騎手(高知)騎乗のキャンドルグラス(船橋、6番人気)が入り、この日に400勝を達成した笹川翼騎手のミサイルマン(大井、3番人気)は11着に敗れた。
勝ったキャプテンキングはファスリエフ産駒の3歳牡馬。昨年8月にJRAでデビュー。JRAでは2勝を挙げている。今年2月のヒヤシンスS(5着)の後に、南関東・大井へ移籍。これが移籍後の初戦だった。今回が重賞初挑戦でいきなりのタイトル獲得となった。通算では3勝目。