[競馬ニュース]大井の若武者、笹川翼騎手騎乗のアンジュジョリーが東京プリンセス賞(大井)を制す

アップトゥユー(川崎、3番人気)が逃げ、単勝オッズ1.5倍という断然の1番人気に支持されたピンクドッグウッド(船橋)が直後でマークするという展開でレースが進んだ、11日(木)の大井11R東京プリンセス賞(S1)。ピンクドッグウッドがどこで仕掛けて先頭に立つのか?大井競馬場に集まった多くのファンは、ピンクドッグウッドの動きに注目した。だが、レースは思わぬ方向に進んでいく。

3~4コーナーの中間地点でアップトゥユーがピンクドッグウッドを突き放す。離されまいとして、ピンクドッグウッドの鞍上・赤岡修次騎手(高知)は右ムチを入れる。だが、その差は更に広がり、逆にピンクドッグウッドは最後の直線で馬群に飲み込まれてしまう形となった。

単独で先頭に立ったアップトゥユーの手綱を取る真島大輔騎手(大井)は、この時点で勝利を確信していたに違いない。だが、レースはまだ終わらない。後方から「黄・赤右襷」の勝負服が迫ってくる。前日に400勝を達成したばかりの笹川翼騎手(大井)が手綱を取るアンジュジョリー(浦和、5番人気)が強烈な末脚で並びかけてきた。2頭は並んだまま、ゴール板を通過。軍配はアタマ差でアンジュジョリーに上がった。勝ちタイムは1分56秒3(ダート1800メートル、馬場状態は良)。3着には森泰斗騎手(船橋)騎乗のステップオブダンス(大井、4番人気)が浮上。シェアハッピー(大井、2番人気)は6着、ピンクドッグウッドは11着にそれぞれ敗れた。

勝ったアンジュジョリーはタートルボウル産駒の3歳牝馬。昨年8月に道営・ホッカイドウ競馬でデビュー。道営では2勝を挙げている。10月に金沢に遠征して、金沢シンデレラカップ(2着)に出走後、南関東・浦和に移籍。移籍後は昨年末の東京2歳優駿牝馬で3着、今年のユングフラウ賞で5着にそれぞれ入るなどの実績はあったが、重賞タイトルを獲得したのは今回が初めてとなる。2走前の桜花賞(浦和)は6着だった。その後、先月の特別戦を勝利して、このレースに挑んでいた。

レース結果(NAR公式サイトより)

レース映像はこちら(地方競馬ライブより)

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