[競馬ニュース]スーパーマックスが苦しみながらも九州ダービー栄城賞(佐賀)を制す
JRAだけではなく、地方競馬でも各地でダービーが行われる季節となった。28日(日)の佐賀11R九州ダービー栄城賞(S1)で単勝オッズ1.1倍という断然の1番人気に支持された馬はスーパーマックス。だが、スーパーマックスにとって、このレースは想像以上に厳しいレースとなった。
スタート直後はスーパーマックスにハナを譲る形となったオヒナサマ(2番人気)が、向正面で前を行くスーパーマックスに並びかけ、3~4コーナーの中間地点ではオヒナサマの方が先頭に。4コーナーから最後の直線に入ったところでは、オヒナサマがそのまま押し切ってしまうのでは・・・、という雰囲気だった。だが、オヒナサマの外に回ったスーパーマックスがゴール手前で再びオヒナサマを交わして先頭に。最後は外からフジノカミワザ(7番人気)も伸びてきたが、スーパーマックスは何とか後続を振り切り、先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは2分13秒1(ダート2000メートル、馬場状態は良)。2着にはフジノカミワザ、3着にはオヒナサマがそれぞれ入り、ビーザライト(3番人気)は見せ場なく5着に敗れた。
勝ったスーパーマックスはリーチザクラウン産駒の3歳牡馬。昨年の九州ジュニアチャンピオン、天山賞、今年の佐賀皐月賞に続いて、4つ目の重賞タイトル獲得となった。通算成績は9戦7勝。敗れた2戦は南関東・大井に移籍していた時のもので、佐賀ではまだ敗れていない。