[競馬ニュース]デビュー前の評判は間違いではなかった!!サトノアラジンが安田記念を制す

4日(日)の東京11R安田記念(G1)は、昨年の覇者ロゴタイプ(8番人気)が逃げ、最後の直線に入り、後続を突き放す展開に。内ラチ沿いで粘り込むロゴタイプに「連覇なるか?」と思った人も多かっただろう。

だが、昨年は前半3ハロン35秒0、1000メートル通過59秒1という、G1とは思えない緩い流れだった。今年は前半3ハロン33秒9、1000メートル通過57秒1。この流れでは、さすがに逃げ切り勝ちは難しい。馬群の外から抜け出してきたサトノアラジン(7番人気)がゴール手前でロゴタイプに並びかけ、クビ差で交わしたサトノアラジンが先頭でゴール板を通過した。勝ちタイムは1分31秒5(芝1600メートル、馬場状態は良)。

ロゴタイプはタイム差なしの2着。流れを考えれば、大健闘と言っていいだろう。3着には昨年のスプリンターズSを制したレッドファルクス(3番人気)が浮上し、マイル戦への適性を証明する形となった。エアスピネル(2番人気)は5着、イスラボニータ(1番人気)は8着という結果に終わった。

勝ったサトノアラジンはディープインパクト産駒の6歳牡馬。昨年の京王杯スプリングカップとスワンSを制しているが、G1タイトルを獲得したのは今回が初めてとなる。昨年のこのレースは4着だった。2011年のセレクトセールにおける当歳馬セールで、1億3650万円という高値で落札された素質馬が、デビュー前からの期待にようやく応えることができた形となった。

同馬の全姉ラキシスは、2014年のエリザベス女王杯を制している。

レース映像はこちら(JRA公式サイトより)

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