[競馬ニュース]騎手調整室内で携帯電話を使用し、騎乗停止処分の杉村一樹騎手(川崎)が、浦和競馬場内業務区域でも携帯電話で外部と通信していたことが判明/騎乗停止期間は7月3日(月)まで延長に
騎手調整室に携帯電話を持ち込み、外部と通信していたことが判明し、今月19日(月)まで実効30日間の騎乗停止処分を受けている杉村一樹騎手(川崎)が、浦和競馬開催中にも業務区域に携帯電話を持ち込み、外部と通信していたことが明らかとなった。
この事実は川崎競馬を主催する神奈川県川崎競馬組合が杉村一樹騎手への処分を決定、発表した後に、神奈川県川崎競馬組合から浦和競馬を主催する埼玉県浦和競馬組合に同騎手が使用していた携帯電話の通信履歴について情報提供があり、判明したもの。
杉村一樹騎手は今年1月に行われた2016年度第10回浦和競馬開催中の1月17日(火)と18日(水)に計3回、浦和競馬場内の業務区域内で携帯電話を使用し、外部と通信していた。同騎手は1月17日(火)、浦和6R(JRA交流 ツインサドル特別)でフリフリバード(川崎、7番人気)に騎乗して6着、浦和10R(ガーネット特別)でデルマウンライマツ(川崎、4番人気)に騎乗して5着にそれぞれ入っている。そして翌1月18日(水)は浦和9R(サラ系C1八 )で パルファンデュロワ(川崎、2番人気)に騎乗して1着となっている。
埼玉県浦和競馬組合は杉村一樹騎手の騎乗停止処分中、5月11日(木)に同騎手に事情聴取し、浦和競馬場内の業務区域で外部と通信した事実を確認。その後、5月22日(月)に処分委員会を開催して10日間の騎乗停止処分を決定。その後、行政手続法に基づき、同騎手に弁明の機会を付与したが、指定期日までに弁明書の提出がなかったため、神奈川県川崎競馬組合が科した騎乗停止処分期間終了日翌日の今月20日(火)から7月3日(月)まで、同騎手を実効10日間の騎乗停止処分とし、同騎手に6日(火)に通知した。