[競馬ニュース]羽田盃の借りは東京ダービー(大井)で返す!!森泰斗騎手(船橋)騎乗のヒガシウィルウィンが第63代東京ダービー馬に/36回目の東京ダービー挑戦、的場文男騎手(大井)騎乗のブラウンレガートは3着
キャプテンキング(大井、1番人気)とヒガシウィルウィン(船橋、2番人気)による「行った、行った」のレースとなった羽田盃。しかし、7日(水)の大井11R東京ダービー(S1)は、羽田盃とは全く異なる展開となった。キャプテンキングも、ヒガシウィルウィンも、この日は番手からのレースとなり、しかも羽田盃とは反対に、キャプテンキングの方がヒガシウィルウィンよりも後ろからレースを進める形となった。レースは4コーナーから最後の直線入り口で、ヒガシウィルウィンが抜け出して先頭に。そのヒガシウィルウィンをマークしていたキャプテンキングが並びかけるか・・・、と思われたが、その差は逆に広がっていった。最後はヒガシウィルウィンがキャプテンキングに6馬身差をつけて圧勝。ゴール板を通過した瞬間、ヒガシウィルウィンの鞍上、森泰斗騎手(船橋)は左手を突き出して、ダービージョッキーとなった喜びを表現した。勝ちタイムは2分6秒9(ダート2000メートル、馬場状態は重)。
今回が36回目の東京ダービー挑戦となった的場文男騎手(大井)が手綱を取ったブラウンレガート(大井、3番人気)は、好位でレースを進め、最後の直線では内ラチ沿いから抜け出してきたが3着まで。悲願の東京ダービー制覇は、来年に持ち越しとなった。
勝ったヒガシウィルウィンはサウスヴィグラス産駒の3歳牡馬。道営・ホッカイドウ競馬の所属だった昨年10月にサンライズカップ(門別)を、南関東・大井に移籍後の今年1月にはニューイヤーカップ(浦和)を、3月には京浜盃(大井)をそれぞれ制している。通算では6勝目。前走の羽田盃は2着だった。昨年の北海道2歳優駿(門別)で2着、全日本2歳優駿(川崎)で4着に入った実績もある。
同馬の半姉ディーズプリモは昨年の東京湾カップ(船橋)を制している。