[競馬ニュース]岩手県競馬組合 昨年12月の禁止薬物検出問題について、陽性馬の管理調教師への処分を見送り/関係者の喫煙管理に問題があった可能性
岩手競馬を主催する岩手県競馬組合は9日(金)、昨年12月11日(日)と12日(月)の水沢競馬に出走した3頭から禁止薬物のニコチンが検出された問題について、陽性馬3頭の管理調教師に対する処分を行わず、既に行った事後失格等の措置を取り消す、と発表した。
同組合は処分を行わない理由として、検出されたニコチンの濃度が低く、故意性が認められないため、競馬法違反として立件することが難しい点を理由として挙げている。そのため、地方競馬全国協会(NAR)等と協議を重ねた結果、管理調教師への処分を見送ることになったもの。
岩手競馬公式サイトでは、今後の対策について「喫煙管理の徹底及び検体採取業務の改善に取り組んでいるところであり・・・」としており、関係者の喫煙管理に問題があった可能性がある。