[日記]赤岡修次騎手の話


優駿スプリント(大井)をバンドオンザランで制した赤岡修次騎手(高知)ですが、レース後の嬉しいというか、ホッとしたというか、何とも言えない表情が印象に残りました。インタビューで語っていた通り、チャンスは今までも何度もありましたからね。ようやく勝つことが出来て、肩の荷が下りたような様子が感じられました。

先月は山本聡哉騎手(岩手)がウマノジョーで大井記念を制覇。大井で、他地区の騎手が南関東では重賞初勝利となる瞬間を見る機会に恵まれています。その山本聡哉騎手が以前、盛岡競馬場でこんな話をしていたことを覚えています。

山本聡哉騎手は2008年に高知競馬で期間限定騎乗した経験があります。高知競馬場は、若手を中心に、他地区の騎手が数多く期間限定騎乗をする競馬場として知られていますが、山本聡哉騎手によると、赤岡修次騎手は他地区から高知に来た若手騎手への面倒見がとてもいい人なのだとか。山本聡哉騎手も赤岡修次騎手からかなり様々なことを学んだのだそうです。当時、赤岡修次騎手も何かのインタビューで「所属している競馬場とは違う競馬場で騎乗するのは、いい勉強になるから、高知に来た若い騎手にはたくさんのことを吸収して欲しい」という話をしていたことを覚えています。

その赤岡修次騎手が、最近は南関東で良く姿を見かけるようになりました。今は期間限定騎乗中ですが、期間限定騎乗中ではない時でも、南関東で重賞がある日には、その姿があるのが当たり前になりました。グリーンチャンネルの番組で「高知競馬のリーディングはもう要らない」と語っていましたが、今は高知競馬におけるリーディングジョッキーの座を守ることよりも、自分が所属する競馬場ではない所で騎乗する機会を増やすことに努めているようです。その中で、「南関東の重賞を勝つ」というのは、ひとつの大きな目標となっていたのでしょう。JRAのワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)に2度も出場した名手であり、様々な舞台も経験している騎手なのですが、そんな騎手でも南関東の重賞競走は特別な存在だったのですね。

赤岡修次騎手と吉原寛人騎手(金沢)は南関東の重賞競走でもお馴染みの顔になりつつあり、山本聡哉騎手も同様の存在になりつつあります。この日もその姿はありました。こうした地方他地区所属騎手は、これからも増えていくのでしょうね。

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