[競馬ニュース]オークス馬シンハライトがローズSを制す/桜花賞馬ジュエラーは11着
桜花賞馬ジュエラー(2番人気)とオークス馬シンハライト(1番人気)の対決で注目を集めた18日(日)の阪神11RローズS(G2)は、クロコスミア(11番人気)が逃げて、最後の直線に入っても他の馬に前を譲らない形となり、阪神競馬場に集まったファンを驚かせた。クロコスミアがこのまま逃げ切ってしまうのでは、とも思われたが、ゴール手前でシンハライトが猛然と追い込み、クロコスミアとシンハライトの2頭が並んでゴール板を通過。写真判定の結果、軍配はハナ差でシンハライトに上がった。勝ちタイムは1分46秒7(芝1800メートル、馬場状態は重)。3着にはカイザーバル(6番人気)が入り、この3頭が秋華賞の優先出走権を獲得した。桜花賞3着のアットザシーサイドは5着、そして桜花賞馬ジュエラーは11着にそれぞれ敗れた。
勝ったシンハライトはディープインパクト産駒の3歳牝馬。獲得した重賞タイトルは今年のチューリップ賞、オークスに続いて3つ目となる。これで通算成績は6戦5勝2着1回。唯一の敗戦はジュエラーにハナ差で敗れた桜花賞のみで、デビューから全て連対している。鞍上の池添謙一騎手はデビュー戦から全てのレースで手綱を取り続けている。
同馬の半姉リラヴァティは今年のマーメイドSで優勝馬で、14日(水)付で引退と繁殖入りが発表となった。