[競馬ニュース]東京ダービー馬ヒガシウィルウィンがジャパンダートダービー(大井)を制す/代打騎乗の本田正重騎手(船橋)が大仕事!!

ハナに立ってレースを引っ張ったノーブルサターン(JRA、8番人気)に外からリゾネーター(JRA、3番人気)が、内側からサンライズソア(JRA、4番人気)が並びかけ、直後にローズプリンスダム(JRA、6番人気)が迫る。12日(水)の大井11Rジャパンダートダービー(Jpn1)の4コーナーから最後の直線に入ったところで、「やはりJRA勢が上位を独占するのか」と思った人は多かったに違いない。

だが次の瞬間、多くの南関東ファンが絶叫せずにはいられないシーンが訪れる。JRA勢の外に「黄・青右襷」という、見慣れた勝負服が並びかけてきた。負傷の森泰斗騎手(船橋)に代わって手綱を取った本田正重騎手(船橋)が手綱を取る東京ダービー馬ヒガシウィルウィン(船橋、5番人気)が伸びてきた。最後はJRA勢の中から抜け出したサンライズソアとヒガシウィルウィンとの叩き合いとなったが、ヒガシウィルウィンの方がクビ差で先着。2010年のマグニフィカ(船橋)以来となる南関東勢のジャパンダートダービー制覇に、大井競馬場内は大歓声に包まれた。勝ちタイムは2分5秒8(ダート2000メートル、馬場状態は良)。3着にはタガノディグオ(JRA、2番人気)が浮上し、リゾネーターは4着、サンライズノヴァ(JRA、1番人気)は6着に敗れた。

勝ったヒガシウィルウィンはサウスヴィグラス産駒の3歳牡馬。ダートグレードレースでは道営・ホッカイドウ競馬の所属だった昨年の北海道2歳優駿(門別、2着)、全日本2歳優駿(川崎、4着)以来となる3度目の挑戦で、遂にJRA勢を破ってタイトルを獲得した。地方競馬における重賞競走は、昨年のサンライズカップ(門別)、今年のニューイヤーカップ(浦和)、京浜盃(大井)、東京ダービー(大井)をそれぞれ制している。本田正重騎手とは今回が初めてのコンビだった。

昨年の東京湾カップ(船橋)を制したディーズプリモは、このヒガシウィルウィンの半兄にあたる。

レース結果(NAR公式サイトより)

レース映像ははこちら(地方競馬ライブより)

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