[日記]18~19歳の「飲酒」「喫煙」に関する個人的見解

前日付の日記で書いた菊沢一樹騎手の話ですが、当初はあまり大きく取り扱うつもりはありませんでした。これから書く話がその理由となります。こういう話をするのは非常識極まりない奴だ、というご時勢なのかもしれません。だから、書くべきか、どうか、迷っていたのですが、どうしても違和感が消えないもので・・・。但し、これは「競馬」の話ではありません。「世間一般」の話ということでひとつ。

私が大学に入学したばかりの頃、同学年の18歳、19歳という年齢で、煙草を吸っていた奴は多かったように記憶しています。本来、煙草も酒と同様に20歳から、と法律で定められているのですから、本当は煙草を吸ってはいけない年齢だった筈なのですが、その点を咎める者はおらず、せいぜい「煙草はちゃんと灰皿があるところで吸ってくれよな」といった「喫煙マナー」に関する話が出る程度だったと記憶しています。酒に関しても、こうした18歳、19歳といった新入生に対して「歓迎コンパ」などというものが行われ、その18~19歳達も居酒屋で普通に酒を飲んでいた訳で、当時はこうした点について、特にうるさいことを言う人もいなかったような気がします。むしろ、その「歓迎コンパ」で「私、未成年者なので酒は飲めません」などという18~19歳の方が「何となく感じが悪い奴」だったような・・・(笑)。

今の18~19歳はどうなのでしょうか?18歳でも高校生はさすがにイカンと思いますが、高校を卒業して大学生になったばかりの18歳が「飲酒」「喫煙」をする場面を見て、厳しく糾弾するような社会でしょうか?私は何とも思いません。18~19歳だった頃の自分とその周辺環境がそんな感じでしたから。だから、ここ数年、写真週刊誌などで「飲酒」「喫煙」がバレた18~19歳の芸能人などに対する批判を見ると、違和感を抱いてしまうのです。

今回の菊沢一樹騎手の件で、「芸能人やスポーツ選手など、人前に出ることが仕事という人は、一般の人の模範にならなければならないのに・・・」という意見を目にしました。騎手もスポーツ選手ですから、菊沢一樹騎手はその自覚が足りなかったことは確かでしょう。それでも思うのですが、「酒」「煙草」に関して「世間一般の人々」と「一般の人の模範になるべき立場の人々」との状況があまりにも違っているような気がするのですが・・・。まあ、前日付でも書きました通り、法律を守ることは大切ですよ。でも、酒を飲んだり、煙草を吸ったりするのに、隠れてコソコソする必要がない世間一般の18~19歳と、写真週刊誌などでバレると袋叩きに遭ってしまう芸能人の18~19歳の違いがちょっと大き過ぎるような・・・。この状況下で芸能人やスポーツ選手に「(酒や煙草に関して)一般の人の模範になれ」というのは、少々酷だと思うのですけどね。彼らに厳しい批判をするのと同じように、「飲酒」「喫煙」をする「世間一般の18~19歳」に対し、今の社会は厳しい姿勢で対応している、と果たして言えるでしょうか?

今回の菊沢一樹騎手の件について「許してあげようよ」などというつもりはありません。でも、この件も含めて、最近の風潮に違和感を抱かずにはいられなかったので、こんな話を書いてみました。あくまで、個人的な見解だということで。

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