[競馬ニュース]オレはまだ終わっていない!!岩田康誠騎手騎乗の9歳馬ドリームバレンチノが東京盃(大井)を制す
22日(木・祝)の大井11R東京盃(Jpn2)は内側にダノンレジェンド(JRA、1番人気)、外側にコーリンベリー(JRA、3番人気)の2頭が先頭で並び、レースを引っ張る展開に。2頭によるハナ争いは3コーナー、4コーナー、そして最後の直線に入っても続く。最後の直線では、この2頭より更に内側をプラチナグロース(川崎、7番人気)が突いて伸びて来て、3頭が横一線の形となり、大井に集まったファンを驚かせる。
だがこのレースの主役はこの3頭ではなかった。3頭より離れた大外から、9歳馬ドリームバレンチノ(JRA、4番人気)が伸びてきた。ドリームバレンチノはゴール手前でこの3頭を交わすと、そのまま2着以下に2馬身差をつけて、先頭でゴール板を通過。鞍上の岩田康誠騎手はゴール手前から左手を挙げ、ファンに勝利をアピールした。勝ちタイムは1分11秒9(ダート1200メートル、馬場状態は不良)。2着にはコーリンベリーが粘り込み、プラチナグロースは3着を確保する大健闘を見せた。さらに4着にはキクノストーム(JRA、5番人気)が浮上。ダノンレジェンドは最後の直線での叩き合いから脱落し、5着に敗れた。
勝ったドリームバレンチノはロージズインメイ産駒の9歳牡馬。2012年の函館スプリントS、2013年のシルクロードS、兵庫ゴールドトロフィー、2014年のJBCスプリント(盛岡)に続き、5つ目の重賞タイトルを獲得した。この勝利は盛岡でのJBCスプリントを制してJpn1馬となった時以来の勝ち星で、通算では12勝目。9歳となった今年も、前走のさきたま杯で3着に入るなど、衰えを感じさせない走りを続けていた。
同馬の全妹マイネショコラーデは2010年の函館2歳Sで2着に入っている。