[競馬ニュース]西日本ダービー馬マイタイザンが摂津盃(園田)を逃げ切り勝ち
4連勝中の上がり馬、トランヴェールが1番人気。昨年の西日本ダービー優勝馬マイタイザンが2番人気。18日(金)の園田10R摂津盃は、この人気馬2頭が前で牽制し合う展開を予測していた人も多かったに違いない。ところがトランヴェールは出遅れて、後方からのレースを余儀なくされる。一方のマイタイザンは好スタートからハナを奪い、レースを引っ張る形に。
レース前に予測されていたトランヴェールのマークが無くなったマイタイザンは、楽に逃げることができる形に。マイタイザンの鞍上・杉浦健太騎手(兵庫)の手応えは、4コーナーから最後の直線に入っても余裕十分のものだった。最後はマイタイザンが2着以下に3馬身1/2差をつけて逃げ切り勝ち。ゴール板通過後、杉浦健太騎手の左手が上がった。勝ちタイムは1分48秒4(ダート1700メートル、馬場状態は稍重)。2着にはエイシンニシパ(3番人気)、3着にはタガノトリオンフ(8番人気)がそれぞれ入った。トランヴェールは向正面でスパートして浮上を試みたが、余計な脚を使う結果となってしまい、6着に敗れた。
勝ったマイタイザンはファスリエフ産駒の4歳牡馬。2015年の兵庫若駒賞、昨年の西日本ダービーに続いて、3つ目の重賞タイトル獲得となった。通算では10勝目。昨年の西日本ダービーを制した後は休養しており、今回は前走の特別戦(4着)を一叩きしての一戦だった。