[日記]高校野球を見ると、人並みにオッサンになったことを感じるのです(笑)
甲子園球場で凄い試合が続いていますね。まさに「野球はツーアウトから」というか・・・。
高校野球ですが、一時期は全く関心がなかった時期がありました。自分が20代だった1990年代の頃でしょうか。「青春」とか、「感動」とか、なんかカッコ悪いなあ、などと思ってしまったもので・・・。でも、最近になって、その高校野球の結果が気になるようになりました。
この日記で競馬に関して、引退する騎手を「人生の節目を迎えた人」という視点で見るとつい感情移入してしまう、という話を書いたことがありますが、高校野球も同じですね。特に夏の大会は「負ければ終わり」ですから。中にはプロに行く選手もいるでしょうし、大学や社会人でも野球を続けるという選手もいるでしょう。一方で、甲子園が終わるとバットやボールを手にすることはなくなってしまう、という選手もいる筈です。これまで打ち込んできた野球というものに区切りをつけなければならない、という時に抱く感情は果たしてどのようなものなのでしょうか。そう考えると、見ず知らずの高校生たちがやっていることなのに、思わず涙が出てしまう時もあります。
今年の開会式で選手宣誓を務めた、滝川西(北北海道)のキャプテンが「幼い頃から真っ白なユニホームが真っ黒になるまで練習し、真っ白なボールを真っ暗になるまで追い掛けてきた全国の高校球児の思いを胸に・・・」とその選手宣誓の中で語っていましたが、単に高校3年間ではないのですよ。小さな頃から積み重ねてきたものの集大成なのです。そう考えると、つい心が動かされてしまいます。
彼らも競馬で引退する騎手と同様の「人生の節目」で、戦いに挑んでいることになるのだろうなあ・・・。そんな目で見てしまうということは、私も一応、人並みにオッサンになっているということなのでしょうね(笑)。