[競馬ニュース]JRA 中谷雄太騎手の不服申立てを棄却
JRAは21日(木)、中谷雄太騎手から提出された不服申立てについて、裁定委員会を開催し、同騎手の申し立てを棄却した。
中谷雄太騎手は18日(月・祝)の阪神11R仲秋Sにおいて、ペガサスボス(3着)に騎乗した際、最後の直線走路で外側に斜行し、ロイヤルストリート(5着)の走行を妨害したとして、23日(土・祝)から10月1日(日)まで、JRAの開催日4日間を含む9日間の騎乗停止処分を受けている。
裁定委員会は、不服申立て人の中谷雄太騎手とこのレースの裁決に関わった裁決委員からの意見陳述と、パトロールビデオの検証をする形で行われた。同騎手は被害馬ロイヤルストリートが内側に動いている点を指摘し、この為に被害が大きくなっているように見えるため、今回の処分としての騎乗停止は重すぎる、と主張。中谷雄太騎手は過怠金のみによる処分を求めた。しかし、裁定委員会は「ペガサスボスがスペースの無いところで外側に進路を取ったことにより、ロイヤルストリートの能力発揮に甚大な影響を与えており、走行妨害であることは明らか(JRA公式サイトより)」として、開催日4日間の騎乗停止が相当である、と結論付け、不服申立てを棄却した。