[競馬ニュース]サトノダイヤモンドが神戸新聞杯を制すがクビ差・・・、菊花賞は果たして?
25日(日)の阪神11R神戸新聞杯(G2)で単勝オッズ1.2倍という断然の1番人気に支持されたのは、日本ダービー2着馬サトノダイヤモンド。道中は中団でレースを進め、最後の直線に入り、残り200メートルのハロン棒手前で先頭に。ここまでは大方の予想通りだった。
だがその内側から和田竜二騎手騎乗のミッキーロケット(6番人気)が並びかける。サトノダイヤモンドの手綱を取るクリストフ・ルメール騎手は、このミッキーロケットがゴール板までサトノダイヤモンドへの抵抗を続けることを予想していただろうか。最後はサトノダイヤモンドがミッキーロケットをクビ差で凌ぎ、先頭でゴール。人気に応えることはできたが、想像以上に厳しい前哨戦となった。勝ちタイムは2分25秒7(芝2400メートル、馬場状態は良)。ミッキーロケットは同タイムで2着。春は皐月賞で13着と大敗し、この世代のトップとは力量差があるように思われたが、夏場の函館・札幌で菊花賞のタイトルを狙えるレベルまで成長したようだ。3着にはレッドエルディスト(4番人気)が入り、エアスピネル(2番人気)は最後の直線で伸びを欠き、5着に。ナムラシングン(3番人気)も決め手比べで見劣り、6着という結果に終わった。
勝ったサトノダイヤモンドはディープインパクト産駒の3歳牡馬。2月のきさらぎ賞に続いて2つ目の重賞タイトルを獲得した。通算では4勝目。皐月賞では3着、日本ダービーでは2着だった。