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第7回を迎えるにあたって

WEEKEND DREAM」というサイトも
早いものでもうすぐ8年になります。
地方競馬の個人協賛競走をやるようになったのは3年目の2003年のことでした。
これまでの第1回から第6回までを振り返ってみたいと思います。

第1回WEEKEND DREAM記念

2003年4月29日(火・祝)・上山競馬場・ダート1500メートル
優勝馬:スターキングブル
優勝騎手:小国博行

レース結果はこちら(NAR公式サイトより)


第2回WEEKEND DREAM記念

2003年11月9日(日)・上山競馬場・ダート1300メートル
優勝馬:アドマイヤビーム
優勝騎手:関本淳

レース結果はこちら(NAR公式サイトより)


WEEKEND DREAM記念3 あやめ特別
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2004年5月4日(火・祝)・高崎競馬場・ダート1500メートル
優勝馬:ダイワバンカー
優勝騎手:横山克彦

レース結果はこちら(NAR公式サイトより)


第4回WEEKEND DREAM杯

(撮影:井上オークスさん)

2005年11月23日(水・祝)・笠松競馬場・ダート1400メートル
優勝馬:ミツアキサンキュウ
優勝騎手:東川公則

レース結果はこちら(NAR公式サイトより)


KANKAN協賛 Web開設6周年特別
第5回 WEEKEND DREAM記念

2006年3月19日(日)・高知競馬場・ダート1300メートル
優勝馬:フジノスターマンボ
優勝騎手:赤岡修次

レース結果はこちら(NAR公式サイトより)

第6回WEEKEND DREAM記念 桂沢湖特別

2006年8月21日(月)・ばんえい岩見沢競馬場・200メートル
優勝馬:ヨコハマイサム
優勝騎手:鈴木勝堤

レース結果はこちら(NAR公式サイトより)


過去6回とも物凄く印象に残ることばかりだったように思えます。
今は廃止されてしまった上山、高崎の両競馬場でも
実施していることからもお分かり頂けるかと思いますが、
全国の地方競馬が「ドミノ倒し」のごとく廃止されようとしている中、
「地方競馬応援」を目的にスタートさせた企画でした。

私が上山競馬場に初めて足を運んだのは、
上山のアラブ史上に残る名馬レオグリングリンが走っていた頃のこと。
「第1回」の為に改めて訪れた時、
レオグリングリンが走っていた時代との変貌ぶりに
愕然としたことを記憶しています。
そして「第2回」は、
その上山競馬の廃止が決まってしまった中での実施。
廃止の日の2日前のことでした。
あの寂しさは今でも忘れることは出来ません。
同時に山形新幹線の止まるかみのやま温泉駅の駅前が
温泉地とは思えないほど、閑散としていた様子に、
こんな街にした「政治」の無策ぶりに憤りを覚えたり・・・。
その上山について、
「残念な事になっちゃったねえ」
と人事のように語ったのは「第3回」高崎の担当者でした。
その年の暮れに高崎競馬も同様に廃止されることになろうとは、
当時、彼は思わなかったでしょうね。
私も想像できなかったし・・・。
初めてばんえい競馬で実施した「第6回」の岩見沢も
今では競馬開催が行われなくなってしまいました。
夏に北海道を「競馬旅行」する時、
欠かすことができなかった岩見沢でのばんえい観戦が
翌年から出来なくなってしまうとは、
その時は全く考えもしませんでした。

一方、「廃止」の危機を乗り越えようという必死さを
感じたのが「第4回」の笠松でした。
前年の同じ11月23日の日に笠松競馬場で行われたシンポジウムに
私も足を運んだのですが、
当時は「存続」できるのか、不安を感じながら、
その会場から東京へ帰った事を覚えています。
しかし、その1年後、
様々なものを切り詰めながらも
「存続」の為に頑張る笠松の人たちの姿を
「第4回」で見る事ができました。
WEEKEND DREAM」を見てくださった競馬組合の担当者の方は、
私に「笠松は絶対に潰れない」ことを熱く語ってくださいました。
そして優勝馬ミツアキサンキュウの手綱をとった東川公則騎手が
「この馬はタービン(ミツアキタービン)の下です。
これからも応援してください。」と力強く語ったその笑顔も
とても印象に残っています。
「第5回」の高知競馬場は、
1年で最も大きなレース、黒船賞を翌日に控えた中での実施。
慌しさの中にも、
「全国の競馬好きの視線が高知に集まる日」を
一人一人が意識し、緊張している様子が感じられました。
何か張り詰めた緊張感のようなものがあったような・・。

この「第5回」の優勝馬フジノスターマンボの鞍上、
赤岡修次騎手は、
先日阪神競馬場で行われた
ワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)で総合3位に入る大活躍。
このWSJSの地方競馬代表騎手を決める
スーパージョッキーズトライアル(SJT)には、
前述の東川騎手も笠松のリーディングジョッキーとして出場していました。
「第6回」優勝ヨコハマイサムの手綱を取る鈴木勝堤騎手は
今年もばんえい競馬のリーディングを走り続けています。
騎手だけではありません。
「第1回」の優勝馬スターキングブルは、
上山廃止後に荒尾競馬に移籍。
2005年には荒尾の重賞、大阿蘇大賞典を制しています。
「第4回」のミツアキサンキュウも
2006年のダービーグランプリ(G1・盛岡)に出走していました。
レースの後もその人馬たちの活躍に「熱く」なれる。
そして地方競馬の「熱さ」を肌で感じることができる。
それが当サイトが続けてきた協賛レースなのです。

「第7回」の福山では人馬たちのどんな姿に出会えるでしょうか?
その福山競馬について、
次回のコラムで語ってみたいと思います。

2007年12月19日 04:24に投稿されたエントリーのページです。

私・KANKANのプロフィール

本名:菅野一郎
「もっと競馬をやりたいな」で、
「第1回Gallopエッセー大賞(2005年)」
において、佳作を受賞。
現在、競馬読み物Webサイト
「WEEKEND DREAM」管理人を務める。
時には厳しく、時には温かく愛情を込めて、
「競馬の未来」を語ります。

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